GREETING 院長ご挨拶

高台病院の病院理念は、「生きる」を支え続ける病院でありたい

高台病院は慢性期の患者さんたちが元気になって退院できるよう、良質の看護介護リハビリを提供できるよう日々努力していきます。 また、よりよい終末期医療の提供を目指していきます。

「人は最期まで、自分らしく、尊厳をもって生きる権利がある。」

その願いを支える場所を、私は医療の力でつくりたい。


医療法人勝又 高台病院 院長
石田 真理

高台病院は、310床の療養型病院として、病気と向き合いながら少しでも回復を目指す方々、また人生の夕暮れ時を穏やかに迎えたいと願う方々とともに日々を過ごしています。
私たちは、在宅復帰に向けた支援にも力を注ぎながら、治すことが難しい状況においても、「生きる」ことの価値を支える医療を追求しています。

「医療らしさ」ではなく、「その人らしさ」を守る医療へ

たとえ治療によって病を完全に克服することが叶わなくても、医療にできることはまだたくさんあります。

  • 食べることを最後まであきらめない
  • 好きだったものに触れられること
  • 言葉にならない想いに、そっと寄り添う時間があること

そうした瞬間の一つひとつが、命の終わりを温かく、静かに照らしてくれると私は信じています。

身振りをつけて話す院長

世界で考えられている、終末期医療のあり方

死を「取り戻す」医療の在り方

語る院長

かつて、死は家庭や地域、祈りや語りのなかにありました。しかし現代では、死は医療の管理下に置かれ、人々の手の届かない場所に遠ざかっています。
死は、生の対極ではなく、生の一部であり、かけがえのない価値を持つ営みです。

これは、ランセット委員会の「死の価値」報告でも再確認されている大切な視点です。
私たち高台病院は、死と向き合うことを通して、より深く生きることを支える医療を実践していきます。

世界に向けて、終末期医療の新たな姿を

「ここで最期を迎えたい」
「この病院にお願いして良かった」
そう思っていただけることこそ、私たち医療者の最大の誇りであり、使命です。
高台病院は、“生きる”を支え、“帰る”を叶え、“最期”を包む病院として、そのすべての時間に、医療の力と心を尽くしてまいります。

そして、世界に向けて――
すべての“いのちの終章”を、美しく、あたたかく整える未来を発信し続けます。

【略歴】
昭和62年 北里大学医学部卒業
昭和62年 北里大学医学部 脳神経外科入局
平成11年 仁友会 石田病院(現北彩都病院)腎臓内科 勤務
平成17年 仁友会北彩都病院 透析センター長
平成18年 仁友会北彩都病院 副院長
平成25年 荻窪病院 内科医長
平成27年 東海大学付属八王子病院 腎内分泌代謝内科 助教
平成31年 同 講師
令和6年4月 医療法人勝又 高台病院 院長

《所属学会・資格》
日本臨床栄養代謝学会
日本内科学会
日本透析医学会 透析専門医  評議員(2020~2022)
日本腹膜透析学会
日本老年医学会
日本感染症学会
日本医師会認定産業医
ISPD国際腹膜透析研究会
腎臓病SDM推進協会 事務局幹事
日本緩和医療学会
日本サイコネフロロジー学会